いろいろと騒動の原因はあるんだろうけど、チベットには地下資源が存在するでしょう。北朝鮮にしてもレアメタルとかタングステンっていう鉱物があってね、そういう豊かな地下資源があるがゆえの不幸という皮肉な話なんだよな。それがなければ、誰も見向きもしないわけだから。イラクも同じだよ。もしイラクに石油がなければ、アメリカだってほっておくだろう。
そこへいくと、日本にはまったく資源なんかないもんな。その分、若い人のパワーや先端技術をいかに構築していくかだけど、これはすぐにマネをされちゃうからイタチごっこなんだけどさ。日本人が一所懸命に努力して作ったものを、国が本格的に援助するようなシステムになっていけばいいね。そうしないと、技術者や研究者がなけなしのカネをはたいてやっていくしかなくなって、バンザイした途端にノウハウだけ外国の企業に取られてしまう。それじゃ意味がないし、日本国の将来も危ういって。俺に言わせれば、特許庁だってかなりインチキな話が多いんだよ。しょうがない部分もあるんだろうけど、それにしたって基準がかなり不自然なんじゃねぇかって思うような話があってさ。
今年は、もうすぐ北京五輪が開催されるでしょう。聞けば、どっかの国のメダリストが、中国の大気汚染の中を走りたくないって不参加を表明したけど、あれは他人事ではない問題なんだよ。というのも、俺はとくにパラオで珊瑚の保全に力を入れてるけど、パラオに比べると沖縄では珊瑚が育ちにくい、という話があってね。原因は、温暖化もあるけど、中国から来る汚染物質が海を汚すからなんだな。
黄砂と同じように、中国大陸から酸性雨や汚染物質が風に乗って日本へやってきて、沖縄や周辺の海にも降り注いでしまう。珊瑚は酸性に弱いという面があるから育ちにくいんだよな。
とはいえ、自分の目から見た正論だけじゃなく、立場を変えた場合に、それぞれの考え方があるってこともわかっておかなきゃいけない。外交で考えれば、その国の立場や常識になって考えないとさ。
「盗人にも三分の理」
昔から日本にはそんな言葉もあるように、盗みを働いたり、環境破壊するのは悪いに決まってるけど、生きていくための切実な理由があるのかもしれない。そういうことも含めて中国を、このチベット問題を語っていかないとね、ンムフフフ。
構成)Show大谷

