Show Creator 小林 香の聞かせてください! 雑誌の履歴書

第9回 ゲスト 乳酸菌ビジネスユニット・ディレクター 杉山喜久雄

03月19日

(3) 雑誌で世相をよんでいます。/高齢化社会に向けて

雑誌で世相をよんでいます。

小林
杉山さんは茨城のご出身で、早稲田の理工を出られたんですよね。子供の頃はどんな雑誌を読まれてきましたか? やはり理数系ですか?
杉山
いえ、子供の頃はマンガですね。『ジャンプ』はサラリーマンになってからも数年は読んでいました。でもやっぱり男っていったら『週刊プレイボーイ』、『平凡パンチ』でしょ。若い頃は読ませて頂きました(笑)。
小林
今はどんな雑誌を読まれていますか?
杉山
『週刊ポスト』、『週刊現代』、『週刊新潮』、『週刊文春』ですね。
小林
全部読まれるのですか?
杉山
毎回必ずではありませんが、結構チェックしています。毎週必ず読むのは『日経ビジネス』と『AERA』。一番参考にしているのは『AERA』ですよ。あの雑誌は最初男性をターゲットにしていると思っていたら、途中から完全に働く女性、主婦向けにシフトしましたよね。その人たちの目線で書いてあるから参考になります。
小林
カゴメはその方々がターゲットですか?
杉山
そうです。特に「ラブレ」は40代、50代、60代の女性がコアターゲットで約7割の消費量。うちの女房の世代ですよ。『AERA』も、初めはうちの女房が読んでいて、私もつられて読むようになりました。
小林
ヒントになることはありますか?
杉山
あるある、凄くあります。
小林
どんな記事に目が留まりますか?
杉山
やはり食のニュースでしょうか。『AERA』の中には必ず1つや2つ世相を反映したような食の話題があるし、あとは食にまつわる健康かな。最近は中国の餃子事件もありましたし。週刊誌には世相が反映されますから、やはり目を通しておかないと。

高齢化社会に向けて

小林
いま「ラブレ」にしろ、「野菜生活」にしろ、カゴメの商品が健康を意識させるものにリンクしていますが、以前からそうだったのですか?
杉山
特に最近の20年ではないでしょうか。世の中全体が健康ビジネスに大きなマーケットを見出しました。
小林
その流れと、岸田先生のラブレ菌発見の時期がうまくリンクしたのですね。でも「ラブレ」と他の健康食品との違いはどういう所でしょう?
杉山
ラブレは、実感できるところが違います。体重や体脂肪を減らす食品は体重計や、体脂肪計で数値を測定しないと効果が実感できないですよね。でも「ラブレ」は毎朝トイレで効果を実感できるんです。これが大きなところでして、今まで「ラブレ」ファンの1000人以上の方から、うれしいお手紙を頂戴しました、それを読みますと、3日間ほどでスッキリお通じを実感したと言う声が8割9割の方から寄せられています。その次に多い声は、飲み続けていると化粧ののりが良くなった。さらに1年くらい飲み続けた人だと、風邪を引かなくなったという意見が出てくる。これが「ラブレ」が強い原因でしょうね。お薬でもなんでもない食品ですが。
小林
ダイエットにも効きますか?
杉山
いいえ、こればっかりは、他の食品に影響されますから。これを飲んで片方で肉をバクバク食べてりゃ、痩せられるわけもない。でもお通じがよくなることでお腹のポッコリがなくなったという意見もあります。
小林
効果が実感出来ないという意見もありますか?
杉山
そういうご意見もありますよ。私には効きませんでしたという方ももちろんいらっしゃいます。腸の健康は、体全体の健康に結びついていますからね。時代は胃から腸へと移っているんですよ。これから腸の時代が来ると言われています。というのも、女性のがん死亡原因の1位は大腸ガンで、急激に増えてきています。
小林
原因はなんでしょうか?
杉山
ストレスや便秘もあるし。あとは不規則な生活や乱れた食生活ですね。
小林
やばい。「ラブレ」飲まなきゃ! ってこれじゃ杉山さんの思うツボ(笑)?。
杉山
いえいえ(笑)、冗談ではなく本当に危機的状況だと思っています。
雑誌ネット
女性って慢性の便秘の方が多いですからね。しかも本人は大して意識していなかったり。
杉山
そう、これが一番厄介で、5日出なくても便秘だと認識していない女性がたくさんいるんです。だから吉永小百合さんが「朝すっきり」と言っても「私には関係ない」ってなっちゃう。

小林
確かに、あんなにお綺麗な吉永小百合さんに言われても実感が湧かない気がします(笑)。
杉山
だめじゃん(笑)。これから「ラブレ」がマーケットを増やすには、そういう出なくても平気という人に、そのままじゃだめだと意識を変えてもらわなきゃいけないんです。
小林
それがわかると自分の身体をまじめに考えますよね。ちなみにこれおいくらですか?
杉山
80mlの3本パックで178円なので1本60円くらいです。他の乳酸菌飲料と比較すると高い方かもしれません。1本で売っている130mlのものは110円ね。
小林
これはどのタイミングで飲めばいいんでしょうか?
杉山
一番いいのは、夜飲んで朝すっきり。
小林
負担が大きいと毎日続けられないですけど、コンビニやスーパーで手軽に買えるところが魅力ですね。杉山さんがこの商品を世に生み出した方なんですね。
杉山
いえ、私はこのプロジェクトのリーダーですが、やっぱり岸田先生の発見があってこそですし、この事業に1番思い入れが強かったのはうちの社長ですよ。この事業を雪印から買収したのも社長ですし、当初から乳酸菌には並々ならぬ熱意を持っていました。
小林
もちろんビジネスとしてもそうなのでしょうが、日本人の腸を美しくするということを、カゴメがやらねばという使命感もあったのでしょうか。
杉山
腸を美しくするというのは、人間の最初の行為だと思います。野菜が持っている力に抗酸化があるんですが、人の錆びた身体を美しくする作用があります。カゴメは、そういう抗酸化力と乳酸菌が持っている免疫力でこれからの長寿社会に貢献しようと目標を立てました。
小林
やはりそういう思想があるんですね。
杉山
免疫力を付けるために、まず腸を元気にしようということがあります。
小林
本当に社会に貢献していらっしゃる。
杉山
これから高齢化社会を迎えるに当たって、ただ生きるだけじゃなくて、元気に健康なおじいちゃんおばあちゃんになって欲しいと思います。
小林
カゴメはこれからどの事業に注力されるんですか?
杉山
やはりこれまでやってきたように「ラブレ」と野菜ですね。動物性乳酸菌については今までも研究されているんですが、「植物性乳酸菌ラブレ菌」に関してはまだ全て解明されていません。今後さらに研究が進んでゆくと思います。

03月19日

(3) 雑誌で世相をよんでいます。/高齢化社会に向けて