三度のメシより映画好きのオヤジが毎月お薦めの映画レビューをお届け。

fumimaru51のシヌマデシネマ

【第8回】
 ショーウェスト2008

シヌマデシネマ番外編
 

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 今回も番外編です。fumimaru51がラスベガスで3月10日から13日まで行われた「ショーウェスト2008」の模様をお届けします。
 ある映画会社の方々に誘われ門外漢の僕が行ってきました。16年振りのラスベガスに。
 日本人には馴染みがない「ショーウェスト」ですが、全米劇場主協会が主催する、映画配給会社と興行主向けの世界最大級の見本市です。期間中には、ハリウッドで制作されて今年全世界で公開される作品の上映会や、設備・機材を集めたトレード・ショー、映画館経営をテーマにしたセミナーが行われます。
 期間中は、大手配給会社の幹部や著名な映画監督、人気俳優らが出演映画のプレゼンテーションを行います。また、ショーウェスト・ヴァンガード賞の授賞式も開催されます。この日のために小さな映画館のオーナーも全米各地から駆けつけるそうです。

開催地ラスベガス
会場バリーズ・ラスベガス・ホテル パリス・ラスベガス
日程2008年03月10日〜03月13日
公式ホームページショーウェスト映画産業見本市
(http://www.cinemaexpo.com)


 僕が上映会で見た映画を紹介します。

JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH

 ジュールズ・ヴェルヌの冒険小説を映画化した名作「地底探検」(59)を最新VFXでリメイクしたSFファンタジー。「恐竜」「マグマ」「人喰い花」「飛び凶暴魚」といった全てが観客に向かってくる世界が体験できる。内容はともかく、デジタル3Dの最新技術は一見の価値あり。
出演:ブレンダン・ブレイザー、ジョッシュ・ハッチャーソン

21

MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生たちが頭脳戦によってラスベガスのカジノで大儲けする痛快な実話ベースのストーリー。すばやい展開とビートの効いた音楽で一気に見せる。カジノ物としてはなく、主役のジム・スタージェスたちの知性と若さに照射した青春物として宣伝して欲しい。ジム・スタージェスはビートルズの名曲「アクロス・ジ・ユニバース」をフィーチャーした同題の映画にも出演している。こちらも本作をヒットさせて、日本公開にこぎつけて頂きたい。
出演:ケビン・スペイシー、ローレンス・フッシュバーン、ジム・スタージェス、日系アメリカ人俳優マシ・オカ


以下はフッテージ(抜き出し画像)のみの上映。

Wanted

殺人者としての資質を生まれ持つ若者が、アンジェリーナ・ジョリー演じる殺し屋の訓練を受けて才能を開花させていく物語。冒頭のアクションは、かつてないスピードとシチュエーションで新規性が感じられる。ボーンシリーズとは別の意味で、これがアクションの新たなる映像世界だといっても過言ではない。
出演:ジェイムス・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン

ヘルボーイ2

2004年に公開された人気作のパート2。地獄で生まれた正義のヒーローが、人間世界を脅かす邪悪な勢力と戦う様を描いたSFアクション。
映像がすばらしい。それもそのはずアート・ディレクターはアカデミー受賞作の「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・ナパロ。この映画含め、最近のアメコミ物は以前と違って、主人公たちの内面にも迫り、非常に内省的で人間的な映画に仕上がっていて、好感が持てる。公開されたらぜひ見たいと思わせてくれた。
出演:ロン・パールマン、セルマ・ブライア、ダグ・ジョーンズ

超人ハルク

遺伝子学者のブルースは、自分の体をモンスターへと変えてしまった原因を探る。2003年にアン・リー監督、エリック・バナ主演で映画化された人気アメコミの、続編ではなく再映画化。今度の主役エドワード・ノートンが、これまでの監督や製作での経験を活かし、脚本にも着手した意欲作。
出演:エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス

スピードレーサー

「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が監督・脚本を手掛けた。往年の日本の人気アニメ「マッハGoGoGo」を実写映画化。色使いが見たこともないという感じ。「カーズ」の実写版というイメージかな。さて日本の観客にどう映るか。
出演:エミール・ハーシュ、クリスティーナ・リッチ

それいけスマート

米国の秘密諜報機関「CONTROL」のエージェントが仲間達とともに世界征服を企む謎の組織「KAOS」を相手に戦う。これはかなり笑えた。今が旬の「40才の童貞男」のステーブ・カレルと「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイだからこそなせるワザ。
出演:スティーブ・カレル アン・ハサウェイ

THE DARK KNIGHT

『バットマンビギンズ』の続編。先日28歳の若さで亡くなったヒース・レジャーが、狂気のジョーカーを演じている。監督のスピーチにも彼の死を悼む言葉があった。ヒース・レジャーが銀行強盗をする場面のフッテージがあったが、その暗さというか感触は「メメント」、「バットマンビキンズ」を作り出したクリストファー・ノーラン監督ならでは。
出演:クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、モーガン・フリーマン、マギー・ジレンホール

旅するジーンズと16才の夏2

4人の少女が初めてバラバラに過ごす16歳の夏休み。それぞれが経験する大人への成長をホロ苦くも爽やかに綴った1作目の続編となる。
出演:ブレイク・ライブリー、アレクシス・ブレーデル、アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレー

THE CLONE WARS

3Dアニメ版スター・ウォーズ。劇中で語られた「クローン戦争」にフォーカスを当てたもの。ちょうどエピソード2(クローンの攻撃)とエピソード3(シスの復讐)の中間エピソードにあたる。
エグゼクティブプロデューサー ジョージ・ルーカス
この上映会とフッテージの紹介ですごかったのは、記載の監督、プロデューサーそして出演者たちがほぼ全員登壇したこと。
生のケビン・スペイシーとジョージ・ルーカスにも会えて感動! 警備が厳しくて写真が撮れなかったのが残念でした。

 パリス・ラスベガスで行われたショーウェスト・ヴァンガード賞授賞式にも参加しました。

今年の受賞者は以下の通り。

ヴァンガード賞 サラ・ジェシカ・パーカー
女性スター賞 アン・ハサウェイ
男性スター賞 ロバート・ダウニー・Jr
明日の男性スター賞 エミール・ハーシュ
明日の女性スター賞 アビゲイル・ブレスリン
コメディ・スター賞 セス・ローガン
過去10年間の映画界への功労賞 ブレンダン・フレイザー

 ここでもハリウッドのきら星のようなスターが目の前の壇上でスピーチをしていて感激。
 旅を終えて生まれたのは、52才の今まで僕を育ててくれ、色んな人たちと出会わせてくれた映画への感謝。現代が生み出した最高の総合芸術と真剣に向き合い、一人でも多くの人に劇場へ足を運んでもらうことを使命としていこうと思っています。
I still do my best to the last of my life

 
 

山?文雄
本名 山崎文雄。52才。会社員。2001年スタジオジブリ鈴木敏夫氏に出会い、『千と千尋の神隠し』でコンビニでの映画タイアップを実現。その後2006年森田芳光監督作品『間宮兄弟』に出演し、2007年には同監督の『サウスバウンド』『椿三十郎』及び犬童一心監督の『グーグーだって猫である』(2008年公開予定)にエキストラ出演。またリュック・ベッソン監督作品『アーサーとミニモイの不思議な国』では声優にも挑戦。
http://ameblo.jp/fumimaru51/

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