チクチャ・チョングのMY LITTLE NEWS SHOW

チクチャ・チョング
Jikja Chung


東京生まれ。在日コリアン3世。東京調布市のアメリカンスクールを卒業し、ハーバード大学に進学。ハーバード大学卒業後、民放テレビ局のニューヨーク支局及び東京で衛星放送会社勤務を経て、コロンビア大学ロースクールを卒業。その後、ニューヨークにて大手法律事務所の金融部に勤務。’06年、夫の仕事の関係でカリフォルニア州、オレンジ・カウンティー、ニューポート・ビーチに移住。現在、世界に16のオフィスを持つ弁護士事務所のコーポーレート部に所属し、主にM&Aや不動産系ジョイントベンチャー等のプロジェクトに携わる。その他、地域の非利益団体に団体設立やガバナンス等の法律的アドバイスを無償で提供する活動も行っている。ニューヨーク州及びカリフォルニア州弁護士の資格を持つ。

第一回 WELCOME TO THE OC!

 初めまして。チクチャ・チョングと申します。東京で生まれ育ち、大学時代はボストンで過ごし、そして2年前までニューヨークに住んでいたシティ派でしたが、気がついたらロスアンゼルスから海岸沿いを約1時間南に下がったところにあるオレンジ・カウンティ(OC)、ニューポート・ビーチに住むことに。テレビシリーズ「THE O.C.」をご存知の方、またはサーファーの方々にはお馴染みの「オレンジ・カウンティ」とは、ロスアンゼルスの南にあるオレンジ郡(ORANGE COUNTY)全体の名称です。OCは私の住んでいるニューポート・ビーチの他、芸術家の町として知られるラグナ・ビーチ、「SURF CITY USA」がニックネームのハンティングトン・ビーチ、カリフォルニア大があるアーバインなど、数々の街からなりたってます。オレンジ・カウンティ空港に降り立つと、OCに長いこと住んでいた、そして空港の名称にもなっている、ハリウッドの大スター、ジョン・ウェインの大きな銅像に迎えられます。気候は映画で見る南カリフォルニアのイメージ通り、年間平均気温が20度と過ごし易く、雨季の1月・2月以外は青空と太陽に満たされます。

 OCのアメリカでのイメージは「海岸沿いのリゾート地」。それはそれで当たっているのですが、ビジネス面でもOCにはアメリカ全国に展開しているGOOGLE等のハイテク産業、その他医薬品、不動産関連の企業がオフィスを設けており、それらの企業を顧客に持つ国際規模の法律事務所が数多くあります。というわけで、ラッキーなことにニューヨーク時代と変わらない内容の仕事を海の近くで、そして時にはリゾート気分を味わいながら、出来ることになりました。

▼クリックすると拡大します

ニューポート・ビーチの景色

 正直言うと、夫と出会う前までOCの存在さえ知りませんでした。しかし色々調べてみると、ディズニーランドと以前長谷川投手が所属していたメジャーリーグのエンゼルスは皆様ご存知だと思いますが、それだけではなく、日本そして他のアジア各国との関係がとても深い地域だと知って驚きました。OCの全人口約300万人の内アジア系人口は約50万人ですし、東芝、松下、リコー、キヤノン、ヤマハ、マツダ等の日系企業や韓国の現代自動車、KIA、サムソン電気等もオフィスを設けています。さらに最近マルコメみそがOCにアメリカ工場をオープンしました。そして群内ではありませんが、約30分程北に行ったトーランスという街にトヨタとホンダのアメリカ本部があります。日本からの駐在員や留学生の方々もたくさんOCに住んでいらっしゃいます。

▼クリックすると拡大します

オレンジ・カウンティ空港の名称はなんと!ジョン・ウェイン空港。大きな銅像が目印です。

 私自身、アメリカ生活がだんだん人生の半分に近づいてきていますが、もちろん、日本で過ごした時期はわたしのアイデンティティの貴重な一部です。職場がどっぷりアメリカの環境なので、オフには比較的簡単に日本を垣間見ることが出来るOCは、私にとってホッとできる住みやすい場所です。このコラムを通して私から見たアメリカ社会やアメリカで弁護士として仕事するにつれ感じたこと、そして南カリフォルニアの生活を皆様にお伝え出来たらいいな、と思います。